2012年05月24日

国分町

被災地を回ってから仙台に戻り向かった先は国分町。
夕飯を食べながら一緒に回った友達と被災地について話したけど、
同じものを一緒に見たはずなのにお互いの意見があまり噛み合いませんでした。
方向は被災地に何かしたいと思いつつも俺達ですら意見が噛み合わないんだから、
個人的な感情で復興に向き合うだけでは上手くいかないんでしょうね。
そう言ったところで国が大きな方向性を示すことが必要なのでしょう。

で、飲んだ後は友達の知り合いが行っていたというスナックへ。
最初はママや店員の女の子に震災の話を聞いていたんだけど、
途中から隣に座っていたオッチャンに色々と話を聞かせていただきました。
(ここまで書くのに時間がかかりすぎて、細かいことを忘れてしまいましたが・・・)

まず最初にオッチャンに言われて印象に残った言葉は「被災地を見に来てくれて嬉しい」。
自分が被災地観光に来たと素直に伝えた上で言われた一言ですが、
被災者として哀れんで欲しいとかではなく、「知ってほしい」と。
観光に来ても誰かに迷惑をかけるわけでなければ、
各自の判断で被災地に何かしてくれれば、結果的にプラスになると言ってくれました。
もちろん被災された方の中には観光に来た人に対して悪い印象を持つ人もいるだろうけど、
そういう事を懸念して何もしないよりは、行動を起こしてくれたことが嬉しいと。

オッチャンは東松島で被災して、ご両親が亡くなられたそうです。
ただ、ご両親が亡くなった事で保険金を受け取ることができ、
自分がこうして飲みに来れるような生活を送れると非常に苦しい現状を語ってくれました。

被災された方の中には全員が助かった家族もいます。
もちろん良かった事ではありますが、家も仕事も何もかもを失い、
生活力もなく「家族が無事ならそれでいい」と言えない状態にある人達も多いそうです。
東松島は被災地でも早くに土地に対する買取などが具体的に示されたらしいのですが、
他では同様の対応は進んでいない土地の方が多いという事でした。

そうなると仮設住宅などで保護を受けながら生活を受ける事になりますが、
仕事が多くあるわけでもなく自立することも難しい。
そうなると、自分で立ち上がろうという気力を失ってしまう人も多いそうです。
そんな現状を色々と聞かせていただきました。
何が正しいかわかりませんが、少なくとも自分で判断する情報は手に入れることができました。

この旅行では自分の目で現状を知ると共に、現地の人と知り合うことで他人事ではなくなりました。
まぁ、かといって何かしたかと言われると情けないところですが、
自分の中の意識を大きく変える二日間の素晴らしい体験ができました。
posted by kmdi at 02:02| 千葉 ☁| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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